ベルギー・オランダたららん旅行〜5日目〜
寒さにも、早起きにもなれました。
本日4時起床。
規則正しい生活を送っています。
2時間ぐらいベッドでゴロゴロ。
Sちゃんも毎日6時前には起きていて、
「5時55分、5時55分!!」
と、某め●ましテレビの某キャラクターが告げる時報を、毎日のように言っていました。
目覚めにチョコをつまみ。
今日は一番余裕のある日程なので、7時半頃から優雅に朝ご飯。
今朝はどっちだろう、会議室か、お洒落カフェか・・・という密かな愉しみになりましたが、今朝もお洒落カフェ。
昨日のコンシェルジュもいました。
今日は月曜日。
ビジネスマンらしき人がたくさんいます。
ここで用意されているヨーグルトもやっぱりうまく、
私はきのこの炒め物を好んで食べ、更にこれにクリームチーズをつけて食べると
感動的なうまさ。
最後はカプチーノで・・・と、ゆっくりゆっくりご飯を食べました。
今日も本当にいい天気。
この旅行で、気候に悩まされることがなくて本当によかったです。
ベルギーは結構雨が多いと聞いていたので。
9時半頃、ホテルを出発。
のんび〜〜り歩いて、グラン・プラスを目指します。
ブリュッセルに泊まっているのに、グラン・プラスをまだ見ていないのが笑えます。
朝なのでそんなにお店は開いていませんが、
お洒落なヌーヴ通りを歩きます。
日本とは違って、やっぱりカラフルです。
ダークな服に、思い切ってオレンジのタイツを合わせたり。
この通りには数十メートル間隔であの話題沸騰の「H&M」がありました。
↑これはお洒落系ストアの巨大看板。松ぼっくりドレス・・・??
段々とグラン・プラスに近づきます。
ブラッスリーには素敵なビール看板もありました。
途中のお土産物屋さんへ寄って、友人に出すための絵はがきを買い、
とうとう、グラン・プラスへ。
朝一に来て正解です。
人も少ないし、空気も澄んでるし。
私はもっともっと広い所かと思っていましたが、思ったよりも小規模。しかし、そこはさすが世界遺産。
眩暈がしそうな建物です。
グラン・プラス前のレース屋さんの看板も、何となく歴史漂う感じです。
このお店ですっごくすっごくかわいい額縁に出会うのですが、
60ユーロ・・・という値段にびびります。
その後の私の口癖は、
「飾り物に60ユーロはなぁ・・・」
でした。
ワンちゃんにも出会いました。
まだ子犬君だったみたいで、少し離れたご主人様に向かって、ワンワン鳴いていました。
今日はベッタベタな観光コース!と決めていたので、
ジャンケネ・ピスを見に行くことに。
有名なイロ・サクレという食べ物屋さんが集まる通りを抜けて、
路地裏の片隅に、彼女を見つけました。
・・・・・・。思ったより、卑猥でした。笑っている場合じゃないと思います。
そして、誰もいませんでした。
ぷらぷらと散策。
さっきのアンティークレースの額縁が頭から離れません。
しかし、既にブルージュで額縁を買っていることもあり、
悶々と悩みます。
人が何故かいません。
この表情だからでしょうか。
触ると幸せになるそうです。
私も一応触って、その後除菌ティッシュで手を拭きました。
いや〜、いろんな人が触ってるよなって思って。
で、最後にマネケン・ピスのところへ。
そういえば途中のレース屋さんのマネキンが怖かったです。
このリアルさは必要ないでしょう。
マネケン・ピス君。
予想よりはるかにちっこくてびっくりしました。
ここにはいくらか人はいたものの、すごい人だかりという程でもなく。
11時半になり、小腹が空いてきたのでいよいよワッフルを食べることに。
ダンドワという有名なお店。
1階で美味しそうな焼き菓子を売っていて、2階がティールームになっています。
色々考えたものの、ワッフルにホイップクリームをつけてもらい、
アールグレイの紅茶と共にいただくことにしました。
そんなに歩いていないつもりでも、やっぱり座るとふわ〜〜っと疲れが漂います。
そして私は、自分へのお土産を何にするかまだ迷っています。
海外旅行に出ると、自分へのご褒美として、いつも何かアクセサリーを買うのです。
今回は、どうしようと。
実はベルギーってダイヤモンドも有名なんです。
ダイヤモンド、連れて帰っちゃおうかと・・・・・・。
そうこうしているうちにまず紅茶がきて。
更にワッフルが来ました!!
たっぷりの生クリームですが、全然しつこくありません。
ワッフルもさっくさくの軽い食感です。
ここでも普通にSちゃんと、東京か大阪でお茶をしている感覚に陥り、
「あ、Sちゃん、ここはベルギーやったね」
とまた言うと、Sちゃんも
「来週もここにいる気がする」
と言っていました。
お店の人にお礼を言ってお勘定を済ませ、外に出ました。
高級店っぽいお店が建ち並ぶギャルリーも見て、
悶々と悩む中、街中で残金を確かめます。
思った以上にお金を使っていなくてびっくり。
日本人の方が経営されているチョコ屋さんで、チョコと今晩用のマカロンを買い、
またダイヤモンドのショーケースを見つめます。
思い切って、お店に入りました・・・。
ピアスかペンダントヘッドがいいな〜〜と思っていて、
いくつか見せてもらい。
私、身投げしました。
一粒石のピアスをお買い上げしちゃいました。
何パターンか見比べて、自分には本当にこれが一番合っていたんです。
Sちゃんも、身投げに力を貸してくれました。
「三十路記念旅行やし、いろんな意味で忘れられへん旅になったわ〜。
また頑張って働くわ。」
と、Sちゃんにも誓いました。
で、この後の私は放心状態です。ココロここにあらず・・・。
Sちゃんも最後のお土産調達にと、何度もレースのお店で吟味して選んで、
独り言を言っていました。
天然石のジュエリーショップでも、独り言をつづけるSちゃん。
2人とも仕事を終えた感でいっぱいになり、
「家に帰ろう」ってことになりました。
帰り道には嘘みたいにかわいいパン屋さんや、
世界のナベ●ツを彷彿とさせる看板がありました。
もう一つの名物も食べておかなくっちゃってことでフリッツ購入。
揚げたてであっつあつ。
ちなみに店員のお兄さんが
「座頭市〜〜〜〜・・・・・・。」
とつぶやきだし、一瞬呪文!?とびびりました。
みんな日本人には何か日本語で返そうとしてくれます。
すれ違った別のおっちゃんは、嬉しそうにフリッツをつまむふりをしました。
「OK!!!!!」
と私が言って勧めると、大笑いしてました。
せっかくなのでとH&Mにも寄りました。
かわいい服が安くって、買い物に来ている人もお洒落さん多いです。
すごい勢いで買い物してはります。
私は結局モヘアのコサージュつき手袋と、ニットワンピを買いました。
Sちゃんはニットチュニックを。
朝の〜〜んびり歩いていたときに発見していた、デレーズの大型店舗版に寄り、
最後の買い物です。
この時点で大分疲れを感じていたので、
今日も外食はせず、部屋でのんびり食べようということに落ち着きました。
またすごい長い時間スーパー内にいて、
お土産のビール、今日飲むビール、
ツナパスタ、小エビのサラダを買い、お店をウロウロし続けて奇跡的に見つけた、
「30」のキャンドルもお買い上げです。
久しぶりに日本語も見ました。
私は普通に持参のエコバッグに入れてレジを済ませたのですが・・・。
ここで事件が起こります。
Sちゃんの購入した、ビール瓶が原因不明の破裂。
Sちゃん曰く、
「ポンっ」
と音がしたそうです。
しかも、Sちゃんはさっき買ったばかりのニットチュニックの袋にビール瓶を入れてしまったので、
服がいきなりびちゃびちゃになってしまい・・・・・・。
店員さんは驚くでもなく、換えの袋と換えのビールを持ってきました。
怒ればよかったのかなぁと後で思いましたが、
「その瓶を選んだのはあなたでしょ」
って言いそうだったし、何より2人とも呆然となってしまったので
そのまま帰ることにしました。
北駅の郵便局によって絵はがき用の切手だけ購入し、ホテルへ戻りました。
帰り道は強風そして向かい風で、2人とも最後の力を振り絞って歩きました。
何故だかエレベーターがこわれていて・・・・・・、2階でよかったと思いました。
しかしフロントの人も別に普通におしゃべりしているし、謎です。
「すみません・・・あいにく整備中でして。」
とか、ないんですね。
驚くべき事に。
今日は暖房がついていました。
何故今日というタイミングだったのか。
またも謎です。
とりあえず、Sちゃんの服を洗いましょうってことで、
私は洗濯粉を持っていたのでそれを振りかけて、洗面所でニットを洗いました。
幸い、Sちゃんの服に色うつりはなく、暖房もついていたので乾かすこともできました。
荷物整理をそれぞれして、私のスーツケースの片面は、ワッフル&チョコでいっぱいに。
これからスイーツショップが開けそう。
しかし、日本から持参の味噌ラーメンが恨めしい限りです・・・。
20時頃から、最後の晩御飯スタートです。
今日は紙ナプキンも買いました。「30」のキャンドルもナイスです。
ツナパスタに豆のトマト煮を全部ぶっかけていただきました。
これが美味。さらに、テリーヌもからめて食べると濃厚な味わいになって、言うことなし。
そういえば、フォークやナイフは行きのエールフランス便から失敬したのですが、
こんなに大活躍するとは思いませんでした・・・。
そしてそして、今日もビールがうまい!
ちなみにマカロンも別腹といわんばかりにおいしくいただきました。
ビールの酔いが思いのほかまわり、私はいつの間にかうたた寝。
Sちゃんがどのタイミングでお風呂に入ったのかも知らないままでした。
22時頃目が覚めたので入浴。
今日はお湯もあったかく、最終日にしてはじめて「温まるお風呂」に入れたのでした・・・。
22時半頃就寝。
明日の夜はここにいません。
寂しい寂しい夜でした。