ベルギー・オランダたららん旅行〜４日目〜
さて、今日も遠出です。
分け合って使ったブランケットと、履いておいた靴下、中に着込んだババシャツのおかげで、
昨日ほど凍えずに済みました。
窓には結露があって、昨日食べた残りの食材は窓際に置いておくとひんやり。
この日は４時４４分に起床。
お風呂の蛇口をひねってみましたが、山の湧き水のような冷たさなので、
お湯が出るまで待つことに。
寝るときには毎日マスクをしていましたが、自然に取れちゃってたので、やや喉が乾燥気味・・・。
昨日食べずに取っておいた、ヨーグルトをいただきます。
・・・衝撃のうまさ。
この旅で食べた乳製品は、本当にどれもおいしかったです。
この後何もしていないまま６時半くらいになり、お湯も出てきたので入浴。
朝からしゃっきりしました。
お腹すいた〜〜ってことで朝食を食べに行きます。
昨日と同じく謎の会議室へ行くと、お姉ちゃんが「上へ行って」とジェスチャー。
やっぱりフランス語。
「上の階なの？」
と私が聞くと大きくうなずくので、フロントのある０階へ。
わからないので前を颯爽と歩くコンシェルジュに聞く。
「Excuse me？」
と私が声をかけたときの振り向き具合がかっこよかった・・・・・・。
ルームナンバーを告げると、今日はお洒落なカフェテラスで食べられるという。
なぜだ。
しかも、バリエーションの数が全然違うぞ。
ってことで、たっぷりいただく。
どれもこれもうまい・・・・・・。
しかし、時間に限りがあったので早めに済ませ。
８時頃、ホテルを出発。
今日はお隣の国、オランダへ日帰り旅。
切符代が２８．２ユーロ。
窓口のお兄さんに「５６．４ユーロ」といわれても、「フィフティ〜〜ン」だか「フィフティ〜」だかわからず、
ぽかんとしていたら、紙に書いてくれました。
このお兄さんは昨日もブルージュ行きの切符を売ってくれたお兄さんで、なぜか私たちが日本人とばれていて、
「日本のどこから来たの？」と尋ねられたので
「大阪！」
と答えると、もっと話したそうでした。
大阪来たことあるのかなぁ・・・・・・。
８時２４分発のアムステルダム行きに乗り、出発。
今日はロッテルダムまで行き、現地発着ツアーを申し込んでキンデルダイク（Kinderdijk）という町を目指そうかね、と相談していました。
電車もすいていたし、窓から見える空もきれいだし、
順調ね〜〜♪なんて言いながらぼ〜〜〜っと電車に乗っていました。
Antwerpen Centraal駅を過ぎ、さすが観光名所、結構降りたなぁとか思いながら、
Antwerpen Noord駅へ到着。
あら？えらくこの駅降りるのね。今日はみんなアントワープな気分なんですか？
と相変わらずぼ〜〜っと乗っていて、
前の外国人カップルも同じようにぼ〜〜〜っと乗っていて・・・・・・。
１人の乗客のお兄ちゃんが
「君たち英語しゃべれる？この駅でバスに乗り換えだぜ？」
みたいなことを言われ、あわてて降りる。
「うわ〜〜、びっくりしたね〜〜。」といっていると、
前のカップルのお兄ちゃんがこちらに向けて冷や汗をぬぐうジェスチャー。
なので私も「な〜〜、びっくりしたよな〜〜〜！！」
と返しておきました。（日本語のまま）
理由のわからないまま電車を降りると、寂しい北駅の空き地に、３台のバスが止まっており。
おろおろした私たちを乗せて、結構乱暴な運転のバスは出発しました。
前のカップルとも心通じ、なんとなくバスの乗客全体が興奮気味。みんなテンションあがってる。
ちなみにその時動画も撮りましたが、私の目は完全に泳いでいます。
電車だったらぼんやり過ごしていただろうオランダとベルギーの国境越えも楽しんだりして、
Roosendaal駅に９時４５分頃到着。
私たちが目指しているロッテルダムまではまだかかる・・・。
わけのわからぬまま前の人についていくと、ホームに電車が待っていました。
表示は、１０時３０分発・・・・。
遅っ！！
てか、１０時４５分発だった、現地発着キンデルダイクツアーにどう考えても間に合わないし。
仕方ないので２等席に座って待ちます。
大きなスーツケースを持った長身の男性も
「電車が遅れちゃってさ・・・」
と電話をかけていました。
１０時３０分頃、ようやく電車出発。
電車のトイレを利用したのですが・・・、「流す」ボタンを押すと、ぱああっと視界が明るくなり、
凝視すると線路でした。
もう一度確認のために「流す」ボタンを押すと、やっぱり、線路でした。
カルチャーショック。
ショック状態でふらふら〜〜っと席に戻り、Ｓちゃんに告げます。
Ｓちゃんも続いてトイレに行き、同じようにショック状態で帰ってきました。
１１時６分、ようやくRotterdam Centraal駅到着。
ふ〜〜、やれやれ、何でバスだったんだ・・・・・・。
オランダは・・・英語の標示がない。
たぶんそうだろう、こっちだろう的な感じで歩き出します。
あ、クロケット自販機発見。
私は、ベタなタイプのクロケットを購入。
結構胡椒がきいていてうまい。
喉も渇いたし、キオスクで切符を買えるのか確かめたかったので、キオスクで水も買い。
切符は違うところで・・・といわれたので、観光案内所へ行きます。
私たちはバスの振り替え輸送に巻き込まれた影響で、Kinderdijkに行くことをあきらめていました。
でも、オランダ＝風車という単純な考えはぬぐえず、
地味な町だが世界最大の風車があるというSchiedamを目指すことに決めました。
インフォメーションで、
「Schiedamにいきたいんですけど・・・」
と告げると、この旅２度目の
「sure！？」（＝正気か！？）
を言われました。
どうやらSchiedamを目指す日本人はなかなかいないらしいです。
別の受付のおばちゃんは、隣でずっとバナナをほおばっていたのが印象的でした・・・。
トラムで行くように、チケットは２階で買うようにといわれ、２階の窓口へ行き、
メトロとトラムの１日券を買おうとするも通じず、
普通にSchiedam行きの往復切符を売られ。
しかも、この切符国鉄のんやし。
ま、いっか。行けるんやったら。
ってことで普通に遅れてくる電車に乗ってSchiedamへ１１時４５分頃到着。
うわ〜〜〜〜、人、いね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
ここに来て大丈夫だったんだろうか・・・・・・と２人無言になりながら、
おそらくこっちだろう的な（また！）方向へ歩き出します。
迷いつつ歩いていると、街中に、いきなり風車が！
巨神兵みたい・・・って思っていたら、Ｓちゃんが同じことを言いました。
そのまま歩いていくと、外国の陽気な団体客に出会いほっとして、
動いている風車も見られて、風車に上ることもできました。
英語もろくに話せない私たちを、ガイドのおっちゃんは優しく見守ってくれました。
そういえば、街ですれ違ったおっちゃんも、普通にウィンクを飛ばしてきました。
オランダで風車を見るという目的を果たし、満足したのでRotterdam Centraal駅に戻りました。
時刻表を確認すると、意味はわからないがどうも今日は時刻表に急遽変更があったらしいです。
元々１時間に１本の電車が、さらにすっぽり抜けていたり。
時間が空いたので、駅前のスーパーを冷やかし。
Ｓちゃんはおいしいという紅茶を大量購入。
でもまだまだ時間があり、駅上のカフェでバナナスムージーを飲みました。
オランダはドラッグ合法の国として有名ですが・・・、
その影響なのか何なのか、奇声を上げている人が多く、こわかった・・・・・・。
しかし、私はいたるところ（カフェでもホームでも）で、すれ違うおっちゃんにウィンクされ、
私の特技である「おっちゃんころがし」は、万国共通かも知れないと思いました。
smilyは大事だ。しかも、無防備な笑い方がポイントなのです。
１４時５５分、Rotterdam Centraal駅を出発。
まさか！？と思うもやっぱりまた、Roosendaal駅で降ろされます。
で、やっぱりバス。
今回は座れずたちっぱなし。
明らかに、みんないらいらした雰囲気でした。
しかし私たちは異国のバスに乗っていることも忘れ、世間話をし、
「あ、Ｓちゃん、私ら今ベルギーにおるんやった。」
と途中で気づくほどぼ〜〜っと過ごしていました。
Antwerpen Noord駅に着いても電車が来ていなくて、
多数の乗客はホームで待ちぼうけ。
１７時少し前、電車が来て、要領の悪さにややいらっとしていたので、１等席車両に乗ってやりました。
そこでも要領の悪さについて話し合い、
「待たせたなら全車両を１等席車両にするとかさ〜〜。」
「バスももっとチャーターしとかなあかんでな〜〜。」
と、言いたい放題言って、１７時半頃ブリュッセル北駅へ到着。
やれやれ・・・・・・と疲れた私たち。
駅前にデレーズという名前のスーパーがあり、そこでお買い物。
今晩のビール、ポテトサラダ、会社へのお土産のワッフルを買ってホテルへ。
この時点で私たちはホテルのことを「家」と呼んでおり、
「家帰ったらさ〜〜。」
などと普通に話してました。
窓際のところも「冷蔵庫」と呼び、ちょっとずつ部屋をカスタマイズ。
晩御飯にキャンドル買って灯したいね〜とも言っていたんですが、デレーズで見つけられず。
お昼にクロケットしか食べていなかったので、１８時半頃から本日の夕飯スタート。
今日のビールはホワイトビールのシトロンフレーバーにしました。
昨日の残りのピタパンと、新たに加わったポテトサラダがまた相性抜群で、
やっぱり〆にチョコをいただいて、
幸せ〜〜な気分に浸り。
相変わらずぬるいお風呂に入って、結構疲れていたので２１時前にもう寝ちゃいました・・・。
ああ、丸１日使えるのはもう明日だけ・・・。
本当にあっという間です。
