コブクロライブレポ「5296」和歌山(前編)

ちゅーことで行って参りました。
おもしろすぎて腹から笑いましたよ。


和歌山ビッグホエールは、大阪城ホールほど大きくないので、
スタンド席の方もよく見えます。
本日は、アリーナ29列の小渕君サイドの席でした。


前方舞台には大きなスクリーン?のようなものがあり、
開演までは気の利いた洋楽とかわいい映像。
少し前になるとCMに使われている2曲分(三ツ矢サイダーJAL)のCMがそのまま流れ。
そろそろという頃に、数字のカウントがスタート。
1から順番に増えていくので、
「290」辺りで「296」でとめて、「5」をつけて「5296」にするのでは?
という会場中の期待を見事に裏切り、そのままカウントは進む。



・・・と思ったら、いきなりカウントがマッハで動き出し。
「1998」でストップ。
2人の若かりし頃のシルエットが映し出される。
1年ごとにカウントされ、その年に発売されたシングルやアルバムの表紙も一緒に映されて、とうとう「2008」に。



♪心待ちにしていた〜〜  今日の日が来るのを〜〜〜
という2人のよく通る歌声で瞬時に鳥肌。
もちろんお客さんは総立ちです。

1.-轍-
2.月光
3.Diary

たてつづけに3曲。
黒田氏は白いインナーに黒のジャケット。
小渕君はチェックのシャツにダメージジーンズ、お気に入りの羽根つきブーツ。


「第二の故郷和歌山に帰ってきました〜。コブクロです〜〜。」
みたいな事を話している合間に
「ボーカル担当の黒田俊介です。」
と不思議な間合いで自己紹介をする黒田氏。
あわてて
「ギター・コーラス担当の小渕健太郎です。」
と返す小渕君だが既にぐだぐだ。


黒田氏は小渕君が自己紹介をしたものと思い込み、
変な間合いで自己紹介してしまったらしい。
「お前和歌山健太郎じゃなかった?」とごまかしていたが。
(いつもは小渕君が先に自己紹介する)



2人とも変に緊張しているらしく、
特に黒田氏は開演前から社長と共にガチガチに緊張していたとか・・・。



ここで恒例の「どこから来たの?」質問。
和歌山=南大阪近しということで、やたら南大阪のことをうれしそうにいじる黒田氏。
黒田氏が通っていた大体大●商のことも何度も口にしていた。
東大阪から来た人に対しては、「平成のすきま産業」といい、
北大阪から来た人に対しては、「着てるものがちょっとええ」
とそれぞれ形容していた。



遠くから来た人についても「あ、そうですか。」と適当に聞き流し、
はじめてきた人(今回は割合多かった)も何度もきた人も愉しんでもらえるようにと小渕君は嬉しそうに語った。


で、ここからじっくり聞かせてくれるということで全員着席。


次は新曲!ってことで小渕君が曲紹介。


4.ベテルギウス(新曲)
宇宙的な、ちょっと不安になるような音から始まるけれど、
曲自体はアップテンポでいい感じ。
お互いに見合わせながら歌うのが、とっても微笑ましかった。


5.Million Films
やわらかい夕日みたいなオレンジの照明。
優しい歌声でほのぼの。


6.WHITE DAYS
バックには白い雲?雪?みたいなあしらいが。
初めの出だしから、黒田氏の伸びのある声に酔う。
小渕君のせつなさたっぷりの声もいいし、
全身を使って歌う姿がまたいい・・・。


7.蕾
ぎゃ〜〜〜。やばいよ〜〜〜。
初めはギター1本だけ。小渕君のこの歌の息遣いが好き。
くそ〜〜、この曲は黒田氏まで切ないがな・・・。



てな具合で、会場では泣いている人多数。
そりゃそうでしょう。


2人は深々とお辞儀。
活動10年という月日は、みんなが聞いてくれたから、10年歌えた。ありがとう。
という短めの小渕君のMC。
で、次は黒田氏の新曲。


「久しぶりに、ラブソングができました」
と照れた黒田氏の挨拶があって。


8.To calling of love(新曲)
ちょっとジャズっぽい感じ。
黒田氏こんな曲得意だな〜〜。
でも安っぽい洋楽よりよほどいいと思う。
ええな〜〜、好きやな〜〜〜。


9.Freedam train(新曲)
ええな〜〜という雰囲気に続いて、なんとなく明るくなれる曲。
コーラスもいっぱいあって、
バックの人たちも楽しそうで。


10.風の中を
さらに軽やかに。小渕君はノリノリでハープホルダーをまわす。
みんな前奏から立ち上がり。
最後には小渕君はぐるぐるまわって走り出し、
意味のわからない右指しポーズで終了。


終わった後、「何で今日はこんなに格好悪いポーズやったんやろ・・・」
と小渕君は言っていたものの、
「お前いっつも格好悪いで。」
と黒田氏に冷ややかに否定されていた。
小渕君は盛り上がりすぎて左右に伸びた花道?にも進出しようとしたが、スタッフ(たしかヒロシ君)
に必死でとめられた挙句、意味のわからないポーズでしめたらしい。


立ち上がってしまったお客さんを再度座らせて、
今まで歌った歌の曲紹介。
「盛り上がりすぎてもう忘れたであろう黒田君の新曲」・・・。
ってそんなことないよ。ちゃんと覚えてるから。


黒田氏は和歌山という土地で歌えることがうれしくて仕方ないらしく、
少しでも小渕君が失敗(たとえば、「年明けに新曲を作りました」を「ちょしあけにしゅんきょくを」
と思いっきりかんだ)すると、


「お前、和歌山やからって何でも許されると思うなよ!」



を連呼。
「お前、御坊道のほっそいところ走らせるぞ。お盆どんだけ混むと思ってんねん。
あんなに混むのにいまだに片側一車線やぞ。」
「お前、阪和道の和歌山で降りるところの最後のオービスでひっかからせるぞ。」


などと、地元密着ネタで会場の爆笑を誘っていた。