ゆ〜るゆるの台湾旅行記〜1日目〜

朝5時起床。
普段より早いし、「早起きしなくちゃ」というプレッシャーで何度も夜に目が覚めたので、全体的に身体が重い。


豆乳だけ飲んで、始バスに乗る。
これだから田舎はいやだ。


駅に着き、関空行きの電車に乗り込む。
きっと仕事だろうと思われる人と、旅行かなという人と、はたまた「??」な人と。
いろんな人を乗せ、電車は走る。


関空に到着し、チェックインをすませ、スタバでティーラテを飲む。
ほっと一息。
平日にもかかわらず、結構人がいて、
私のように連休前日から休んで旅行・・・なんて人も多いのかなと勝手に思ったり。


羽田行きの飛行機に乗り、オーディオで音楽を聴きながら
目を閉じてぼ〜〜〜っと。



とそこで。
重大なことを思い出す。



スーツケースの鍵、忘れた。
南京錠の鍵を。


急に脈が速くなり、変な汗が出てきた。
あ〜〜、どこにおいてるかわかる。
納戸のミシンの上。
だってそこから動かしてない=もってきてないもん!!


ヘッドフォンからはアンジェラ・アキが熱唱する、津軽海峡冬景色。
♪あ〜〜〜ああ〜〜〜〜


ま、いっか。
空港で何とかしてもらおうと思い、再び目を閉じた。


空港に着き、国際線ターミナルへの連絡バスに乗る。
旅の友、さっちゃんから着信。
ターミナル到着と同時に、通話。


「あ、さっちゃんおはよう。
あのさ〜〜、いきなりびっくりすること言うけど、
スーツケースの鍵忘れた。」
「ええっ!?」


絶句するさっちゃん。
久しぶりに会う友達をいきなり驚かせる。
さっちゃんとすぐに出会い、ポーターサービスで2日ぶりにスーツケースとも再会。


サービスカウンターのお姉さんに、
「スーツケースの鍵を忘れたんで、あけてくれたりするとこありますか?」
とたずね、お姉さんも困惑。
別のお姉さんが工具箱を持ってきてくれる。
結局、原始的に糸鋸で切ることに。


たまたま通りかかった警官をお姉さんがつかまえて、
「これを切ってもらえますか?女性の力では無理なんです〜。」
と女子力全開。
なるほど、こんな風に甘えたらいいんだなっと思う私をよそに、
警官のお兄さんは私の南京錠を見事に切ってくれた。


へ〜〜、南京錠の切り口ってほんのりピンクなんだとかまた別のことを考えつつも、
皆さんに御礼を言って立ち去る。
鍵を切ってもらっているとき、サービスカウンターのお姉さん4人、
警官2人に囲まれていた私の光景はかなり面白かったとさっちゃん談。


トラベルストアで新たに南京錠を買いセット。
飛行機のチェックインカウンターに向かう。
チェックインは機械でスムーズ。


日本円を台湾ドルに両替し、一息つきましょうと羽田空港の国際ターミナル内をうろうろ。
朝ごはんをお互い食べていなかったので、ベーグルをほおばる。


結構いい時間帯になってきたので、出国ゲートへ移動。
すんなり出国手続きも完了。


さて台湾ついたらどうする〜〜??とお互い持ち寄ったガイドブックでなんとなく予習。
かといって何も決まるわけでもなく、
そのまま飛行機に乗り込む。


今回はANAなので、言葉の心配もなし。
機内食はシーフードのクリームシチューみたいなもの。
富士山も綺麗に見えてご機嫌だ。


しかし暇だな〜、足もむくむな〜〜と思いながら過ごし、
16時頃、松山空港に到着。
入国もいたってすんなり。


実は申し込んだ際に送迎がついていたらしく、江さんという現地ガイドの方が待っていてくれた。
私たちの名前の書かれたプラカードをもって。

揚子江の江です。」

と自己紹介してくれた江さんは、車中で簡単な諸注意をしてくれた。
バイクが多く、交通事故にはくれぐれも気をつけること、
枕銭は一部屋100元をおけばいいこと、
基本的には安全な国だが、鞄は前に持っておくこと。


ホテルのチェックインまで手伝ってくれ、江さんとはお別れ。
「それでは10月11日の朝に会いましょう」
と言って、江さんは立ち去った。


ホテルのセキュリティもきちんとしていて、ルームキーのカードを差し込まないと、
その階にはいけないようになっている。
私たちの部屋は12階。
早めに予約したのでグレードアップしてくれているらしい。

で、部屋に行き、カードを差し込んでみるが、赤いランプのまま。
何度も何度も差し込んでもドアは開かない。


再度ロビーへ行き、お姉さんに
「鍵が開かない」
と伝える。
鍵自体は問題ないはず・・・といわれ、ぽっちゃりめがねのベルボーイのお兄さんがついてきてくれることに。
お兄さんが試してもやはり開かず、マスターキーであけてもらい、鍵は修理?してもらうことになる。


落ち着かないので部屋で待機。
女性マネージャーさんが鍵を持ってきてくれて、直っているのを確認した。
ちなみに、トイレの紙は流さないことも再確認。
やはりいいホテルでも排水事情はよくないらしい。


ふ〜〜、やれやれということで、簡単に荷解きをして、
部屋の中の備品などを点検。
ちょっと面白日本語を発見する。


お粥にトリニクのボロ切れ・・・・・・。
言いたいニュアンスはとてもわかるが。
いい意味ではないことを教えてあげるべきなのか。


17時半頃、ホテル周辺を散歩してみることに。
今回泊まってホテルは台北駅の真上に位置するホテルなので、
かなり人が多い。
地下街をうろうろし、まさにさまよう感じ。


ちょっと目をつけていた、知足健康中心という足ツボマッサージ店を探す。
「ここの6階か〜〜。」
と一応場所はわかったものの、初日ということもあり躊躇。


その後、何か食べようということにあり、
地下街の地元の方々が利用している小さなご飯屋さんへ。
システムがわからず、お店のお父さんも日本語は話せないよう。


ジェスチャーで、「ここで食べたい」と伝え、(どうやらテイクアウトもできるみたい)
席につき、きっとエビワンタンスープだと思われるものをオーダー。

あってた。
めちゃくちゃやさしい味。
そして余計な干渉もなく、働き者のお母さんがせっせと料理を作り、
物静かなお父さんが会計をしたり、料理を運んだり。
小さなお店で居心地もいい。


その後、セブンイレブンで水、豆乳、わけのわからない煮卵を買い、部屋に戻る。
明日は適当に台北市内散策してみようと大まかな計画をたて、
順番にお風呂に入って早々と夢の中へ。


さて、明日はどうなるかな。