ダブルおばあちゃん

に元気をもらった、そんな1日でした。


今日は友人と奈良にお出かけ。
せんとくん祭のせいで、奈良方面へ向かう電車はなかなかの混み具合。
ガイドブックもってうきうきしている人が多数です。
正直、ブームは去ってほしいのですが。


今日の目的はまたまたお写経です。
いつもどおり西ノ京で降りたのですが、今までで一番人がいました・・・。
今までは数人しか降りるのを見たことがなかったので。


薬師寺のお写経道場で、お写経に集中。
時折吹き抜ける初夏のにおいのする風が、とても心地よかったです。
今日は筆とも仲良くなれて、なかなか乱れなく書くことができました。
不思議ですね、行く度に乱れたり、落ち着いたり。


すっきりしたわ〜ってことで、お写経道場の外の小さな休憩室にてお茶をいただいてまったり。
そこへ、一人のおばあちゃんが登場。
流れで一緒にお茶タイム。
おばあちゃんはご近所からこられたそうですが、なんと御歳90歳超え!!!!
なんとしゃんとして元気なんでしょう。
「こんなに長生きさせてもらってね〜。」というおばあちゃんに、
パワーをもらいました。


さてさて、駅に戻りましょ〜ってことでそちらへ向いて歩いていたら。


○○旅行のバッヂをつけたおばあちゃんが、ツアーの集合場所がわからないとヘルプを求めてきた。
行動力のある友人。あっという間に走ってバスを探しに行く。
私は、おばあちゃんとともに待つことに。
思いついたので、ツアーの旅程書を持っているかをたずね、
私は旅行会社へ連絡してみることに。
「すぐに添乗員から連絡させます」といってくれて、とりあえず一安心。



その間も友人はタクシーの運転手やら、売店の人やら、あちこちで聞き込みしながら
走り回っていたらしい。
素敵です。



ほどなく添乗員さんから電話。
私が参加客だと思ったらしく、
「来た道をそのまま戻ってきてください」
といわれるも、おばあちゃんがどこから来たのかわからず・・・。
駅の近くで再度待機。
添乗員さんが息を切らしながらまた電話をくれ、
ようやく添乗員さんの居場所がわかったので、そこまでおばあちゃんと歩く。


おばあちゃんは待っている間もしきりに
「悪いよ〜〜。せっかくの休みやのに、悪いよ〜〜。」
と言っていた。
ぜんっぜん、いいのに。基本暇人ですから。



服の色は黒と聞いていた添乗員さんが少し向こうで手を振ってくれているのが見え、
無事にバトンタッチして、任務完了!


おばあちゃんは御礼をくれようとして、私は走って逃げようとしたのだけど、
「もらってもらわんと、今日は眠れんよ〜〜。」
と言うし、添乗員さんも
「もらってあげてください。」
と言うので申し訳ないなと思いながらも受け取り、
「この後も楽しんでくださ〜〜い。」
と言って二人を見送りました。かわいかったな、おばあちゃん。何度も振り向きながら手を振ってくれて。



汗をかきながら友人も戻ってきて、
「おばあちゃんたちに、なんだか元気をもらったね」
と言いながら今日を過ごすことができました。



二人とも、穏やかで優しい目をしていました。
かわいいおばあちゃん達にあえてよかった。
これからも、元気でいてほしいな。